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飲食店で働きたい! そう考えた時に、気になるのが忙しい時間帯ではないでしょうか? 仕事が忙しい、暇。どちらにもメリット・デメリットがあります。また、求人に応募する際にも「忙しい時間は避けておきましょう」という鉄則があります。
この記事では、これから飲食店で働きたいと考える方に向けて、①問い合わせする際の時間帯②問い合わせのコツを伝授します。
現代ではインターネットを介して求人に応募する方法がメジャーとなりあまり時間帯を考えなくても良い傾向がありますが、早く働きたいという場合は電話で問い合わせた方が確実です。面接などの日程もその場で決定することも可能です。
だからと言って、やみくもに自分の都合に合わせて電話で問い合わせしてしまったら、採用自体もその場で烙印を押されかねません。まずは問い合わせOKな時間帯、NGな時間帯について理解を深めておきましょう。
飲食店が忙しい時間を知っておこう
飲食店が忙しい時間帯には2種類あります。その詳細については後述しますが、求人に応募する際にこれについて知っておくべきメリット、デメリットがあります。
例えば自分の場合で考えてみてください。仕事などで忙しい時間帯に見知らぬ人から電話がかかってきたらどう対応しますか? よっぽどの急用でない限り、「それどころじゃないよ」と思ってしまうのが通常だと思います。飲食店だってそれは同様です。忙しい時間に問い合わせや求人に対する応募の電話が来たら、「空気が読めない人なのだな」と思われてしまうこと請け合いです。採用されるものも不採用になってしまいます。
応募したい飲食店が忙しい時間を予め知った上で、忙しくないと思われる時間帯に連絡をするのならば、そのような悪い印象を持たれることはないでしょう。いわば、忙しい時間を知ることは、採用にも関わる重要なマナーのひとつなのです。
飲食業界用語「アイドルタイム」とは?
では、応募したい飲食店の求人を見つけた場合、問い合わせを何時くらいにするべきなのでしょうか? それが「アイドルタイム」です。これはランチ営業とディナー営業の間の午後2時から5時まで、というのが一般的です。
この時間帯であれば店内にはスタッフのみであることが多いので、電話などの問い合わせにも余裕を持って対応できる、と言われています。通し営業の飲食店であってもこの時間帯であればお客さまが比較的少ないので快く対応してくれることでしょう。
ただし、ランチ営業が終わった直後やディナー営業が始まる寸前というのはお店的にもあまり余裕がないので、いくらアイドルタイムであっても連絡を避けるようにしたいものです。また、カフェや喫茶店の場合は、このアイドルタイムがもっとも忙しい場合もあります(食後のお茶的に利用されることが多いため)。飲食業の形態によって臨機応変に判断することが良いでしょう。アイドルタイムはもちろんですが、曜日や天気もお店の忙しさに関係してくるので、見極めた上で連絡を入れる考慮をしてください。
飲食店が忙しい時間帯は2種類
飲食店には忙しい時間帯が2種類あることは前述のとおりです。では、具体的に何時から何時のことを言うのかを詳しく見て行きましょう。
お客さまが多くて忙しい「ピークタイム」
飲食店が存在している街や飲食形態によっても違いはありますが、ランチ営業をしている飲食店なら12時から14時、ディナー営業では18時から21時くらいがもっとも忙しい時間帯だと考えられています。ただし、大手の飲食店であればこの時間帯にパートやアルバイトなどのスタッフを増員していることもあるため、一人ひとりに対する負担はさほど大きくないというのも特徴です。
スタッフの数が少ない開店直後や深夜
開店直後や深夜はいらっしゃるお客さまの数が少ないため、人員をあまりスタンバイさせないことがあります。「それで回ってしまう」ことがほとんどなのでそのようなスタッフ構成になるのですが、こればかりはお客さま次第なので読むことができません。結果的に忙しくなってしまうことも度々あります。深夜のファミリーレストランなどはこの傾向が顕著です。
土日であればある程度人員を補充しているものですが、平日はそういうわけにもいきません。限られたスタッフでお店を回すことになり、結果的に忙しくなってしまいます。
【おまけ】応募・問い合わせの電話のコツ
たとえアイドルタイムに応募・問い合わせの電話を入れたとしても、先方は昼食の最中であったりすると早く電話を切りたいと思われてしまうのは当然のことです。
そんな可能性もあるので、電話をする際にはまず「今お時間宜しいでしょうか?」と伺ってみることにしましょう。万が一難色を示された際には、「申し訳ございません、では、かけ直しますので何時くらいが宜しいでしょうか?」と一言を。先方もあらかじめ電話がかかってくることが分かっているので話がスムーズに進みます。
また、緊張対策としては、あらかじめ話す内容をメモした上で必要事項を話すように。いずれにせよ、先方の負担になるほどの長電話にならないように留意することが基本です。
電話での問い合わせや求人応募は時間帯が命! 機転を利かせて、採用を手に入れよう
飲食店の求人の中には採用担当者の携帯番号が記載されている場合もありますが、基本的にはお店やお店の本部に直接連絡する、というケースが多いものです。本部の場合はあまり時間帯を気にする必要はないかもしれませんが、直接お店に電話をする場合は、電話をかける時間帯が採用/不採用の別れ道になる可能性もあります。
これだけインターネット求人が発展していても、直接のやり取りに必要なアイテムは電話だったりします。確実に内定を手に入れるために、連絡する時間帯も含め、先方目線の行動を心がけるようにしてください。