• 【公開日】2019年10月28日

【飲食業界関係者必読】転職に成功する自己PR・志望動機の書き方マニュアル

転職活動を行う時、どんな業種であれまず苦戦するのが履歴書や職務経歴書の作成ではないでしょうか。パートやアルバイトとは異なり正社員を目指すのであれば、それらの出来が、採用を左右する第一関門と言っても過言ではありません。

飲食業の場合、あまり学歴などは重視されないのでほかの業種よりもハードルが低いのでは、と思われがちですが、正社員としての入社を希望する場合にはほかの業種と同様に履歴書や職務経歴書はとても重要です。

今回は、それらの書類の中でももっともチェックされる「自己PR」「志望動機」の書き方について、飲食業界にスポットを当てて指南します。

ホワイトな飲食店求人をお探しですか?
好環境・高収入の求人を提案してもらう

かんたん30秒 まずは無料で相談する

自己PRや志望動機はどのくらい重要視されるのか

どのような業種でも言えることですが、履歴書や職務経歴書はあなたの経歴や仕事に対する想いを企業にアピールできる「最初のチャンス」となります。また、企業側にとっては、今後共に仕事を行っていけるのかを判断する第一プロセスとなります。

とくに飲食業界の場合は、チームワークが求められることが多い業種のため、学歴と言うよりも自己PRや志望動機が重要視されます。応募が殺到した場合、ありきたりな自己PRと志望動機では採用担当者の目にも止まりません。自分ならではのオリジナルなビジョンをしっかりと持っているのかどうかを、まずは文面から判断して次のステップへと案内します。それゆえに、自己PRや志望動機はとても重要視されています。

採用担当者も暇なわけではありません。貴重な時間を費やして選考するわけだから、自己PRや志望動機を重視するのはもっともなことでしょう。それゆえに丁寧に自分の言葉で書く必要があるのです。

飲食業界ならではの自己PRの書き方のポイントと例文

もちろん業界によって、「適した」自己PRの書き方のポイントがあります。飲食業界だってそれは然り。それでは、そのポイントを職種ごとにアドバイスします。

ホール・フロアスタッフ

お客さまへの接客能力やホスピタリティに加え、チームワーク精神も重要なホール・フロアスタッフ。経験者であれば、「売り上げ●%アップに貢献」「来店客数●倍にアップ」など具体的な数字を盛り込んで自己PRすることが望ましいでしょう。

未経験であっても、「これまでの経験の中で顧客のために何を改善提案できた、その能力を活かしながら~」と、業務に活かせるポイントをしっかりとアピールしましょう。

キッチンスタッフ

既に経験がある場合は、これまでどのような形態の飲食店で自分がどのような工夫をして
きたのかを明記しましょう。「作業の効率化を目指し~の工夫を行いました」「衛生面では~のことにとくに気を配りました」などのほか、メニューの企画にも参画した、などの実績があれば記載すればなおさら良いでしょう。

アルバイト程度で経験が浅い場合は、働く意欲を力強くアピールするとともに、もしお店に訪れたことがあるのなら「~のメニューの美味しさに感動しました。ぜひ私も現場に立ち、お客さまに感動を届けたいと思います」などとまとめましょう。

店長

経験者の場合は、これまでの経験で得た人材育成や指導効力、コスト管理などについてアピールを。「実際に●名のスタッフを束ね~」「●年度の売り上げは●万円、対前年比で●%アップ」など、実績を数字で表す事で現実味と信頼度向上につながります。

一方で、店長としての経験が浅い場合は、「経験は浅いながら店の売り上げに貢献するべく~の業務に取り組みました」など事実を端的に記してみてください。

ほかの飲食店に転職する際の転職理由はどう書くべき? 書いたらNGなこともある!?

同業他社に転職を希望する場合、その理由(志望動機)がもっとも注目されるポイントかもしれません。決して以前の飲食店をけなすことなく、ステップアップしたい、という姿勢をアピールすることが重要です。

好印象を与える志望動機

もしも契約が満了で退職する場合は、それを明記しながら「さらにステップアップしたい」という前向きな理由で転職を希望している旨を記載してください。まったく違う形態の飲食店であっても、「さらに活躍できるフィールドを拡大して、飲食業界に貢献したい」などの志望動機なら好印象です。

書いてはNGな志望動機

以前の飲食店がブラックだった、残業代が発生しなかった、やりたいことができなかった。そんなネガティブな側面から転職したい、という記載は絶対NGです。採用担当者からは、「また同じ理由で離職してしまうのではないか」と思われかねません。

また、「飲食業界をさらに学びたい」という転職理由もあまり良くありません。なぜなら、飲食店は即戦力であることが強みとなります。年齢が若い、ということならイチから育てあげることも可能ですが転職の場合はそうとは限らないし、単純に学びたい、だけでは「そんな暇はないよ」と一蹴されてしまう可能性があります。

飲食の仕事内容を履歴書や職務経歴書にうまくまとめるコツ

これまで勤務していた飲食店の業態と担当業務、学んだことを簡潔にまとめることが重要となります。

とくに飲食業界はその担当業務が細分化されているため、担当業務ごとにどんなことに注力したか、どんな成果を上げることができたのかをしっかりと時系列で明記するようにしましょう。

お客さまありきの飲食業界。自己PRや志望動機も相手の立場に立って記入して、第一関門突破を目指そう

飲食業界への転職する場合、もっとも重要となってくるのが自己PRと志望動機だと言うことはお分かりになっていただけましたでしょうか? 
今の職場に満足していないから、なんて正直に記入する必要はまるでなく、自分の経歴とこれからどのくらい今後貢献できるのかをアピールすることが最重要課題となります。

とくに自己PRすることはない…と頭を抱える方でも、これまでの経験から培った技量は無限大にあります。それをうまく振り返った上で、採用担当者の方の気持ちにもなって、「ぜひこの人を採用したい」と思われるような文面を作成するように心がけましょう。

関連記事