就職活動、転職活動でも重要なのが、採用を左右する面接です。とくに飲食業界の場合は第一印象が重要であり、面接の服装についても考慮する必要があります。
飲食業界で働く際には制服があったりと、採用されてからの通勤の服装についてはあまり重要視されないかもしれませんが、まずは採用されるか否か。その鍵を握るのが面接時の服装です。
これはどのような職種でも同じことが言われますが、「人は見た目が9割」です。とくに衛生管理を強く求められる飲食業界においては、見た目が9割、だけではなく、見た目が20割重要です。
この記事では、飲食業界に転職する際の面接時の服装について紹介します。
飲食業界だからこそ、服装は大事
どんな職種であっても、採用されるためには採用担当者との面接を要します。昨今ではインターネット上での面接もあるようですが、飲食業界においてはまだまだアナログ。直接お店に出向いて面接する、ということがスタンダードでしょう。
そんな時に、何よりも気にかけたいのが見た目、そして服装です。衛生管理を重要視する飲食業界では、清潔感のあるルックスが重要です。採用を勝ち取るためには、まず見た目が勝負です。ダラダラした清潔感のない服装で面接に挑めば、その場で不採用になることは間違いありません。
具体的にはどのような服装が望ましいのでしょうか。
服装自由といわれたらどうする?スーツで行くべき?
ここで悩ましいのが、「面接には自由な服装でお越しください」という言葉。果たして本当に自由な服装で行っても良いのでしょうか? 結論から言うと、社会人というもの、「自由」を履き違えてはならないということです。常識の範囲内での、自由な服装。これがまた難しいのですが、いちばん無難なのはスーツでしょう。もしかしてスーツを持っていない人であれば、ジャケットを羽織る程度でも構いません。大事なのは、採用担当者の貴重な時間を頂いている、ということを伝える礼儀的な服装と態度です。
もちろん雇用形態により、面接にチョイスする服装も異なってきます。正社員であればスーツを選んで間違いはないでしょう。
【女性編】面接時に着ていきたい服装2つ
女性の場合は、派手すぎずシンプルな服装が望ましいでしょう。飲食業界によっても業態や雇用形態がさまざまなので一概には断言できませんが、面接で好印象を持たれやすい服装を紹介します。
ジャケット+スカート
シンプルなスーツスタイルです。カラーもダークカラーやベージュなど無難なものを選ぶのがお約束です。足元は歩きやすい低めのパンプスで。飲食業界は体を動かすので、面接にも動きやすいスタイルで挑むのがベストです。
カーディガン+ワンピース
パートやアルバイトの場合であれば、とくにかしこまったジャケットを着る必要がないことも。カーディガンにワンピース程度であれば、ほどよくカジュアルかつ清楚ある雰囲気をかもし出すことができます。その際も、清潔感だけには気をつけて。派手なメイクや露出、髪のカラーリング、ネイルは控え、落ち着いた雰囲気を演出するように心がけましょう。
【男性編】面接時に着ていきたい服装2つ
男性の場合も飲食業界での面接時に必要なのが清潔感です。面接で好感度が高い服装、身だしなみについて指南しましょう。
王道スーツスタイル
やはりネクタイを着用した王道のスーツスタイルは、しっかりとした印象を持ってもらいやすいもの。その際、髪型やバッグ、靴などにも気をつけてください。とくに夏場にスーツというのは暑いものですが、面接に行く前に涼を取る、ジャケットは脱いでおく、などすれば対応できるはずです。年齢が高ければ高いほど、マナーとしてスーツ着用が必須です。
【カジュアルなお店なら】襟のあるシャツにチノパン
カジュアルな飲食店では、逆にスーツ姿が煙たがられることもあります。だからと言ってTシャツにジーンズ、スニーカーでは面接のルール違反。たとえ清潔感があったとしても、人間としての常識を疑われてしまう可能性があります。せめて襟付きのシャツに洗いたてのパンツを履くように心がけましょう。
最低限のマナーを死守した服装で面接に挑もう!
面接対策の服装といっても、その服装にはさまざまなものがあります。飲食業界は、仕事中に制服を着用することも多くほかの職種よりも面接時の服装があまり重視されない傾向があるかもしれませんが、やはり初対面での服装もマナーのひとつです。
もっとも無難なのはスーツ、ということになりますが、そこで重要なのが清潔感。滅多に着ないスーツを久々に引っ張り出して着用するのなら、いざ面接当日、という時に汚れが目立ったり、汗染みがあったりするかもしれません。
そんな事態を避けるためにも、少なくとも面接の数日前には面接当日の服装をシミュレーションし、準備しておくことがポイントです。