• 【公開日】2019年10月28日

飲食業界の転職に最適な時期はいつ? 転職に向いていない時期はあるの?

転職に有利な時期、というものがあることはご存知でしょうか? 一般的には、3~4月と9~10月、つまり、春と秋、と言われています。この時期は年度の切り替えに伴う退任者の後任補充や新規事業のスタートが多いため中途採用ニーズが高まる傾向にあるからです。

それでは、飲食業界においてはどうなのでしょう? 1年を通すと「繁忙期」「閑散期」がはっきりしているホワイトカラーな業種とは異なり、飲食業界は1年中ノンストップで繁忙期ということになります。

実は飲食業界にも、中途採用ニーズに適した時期があります。求人サイトなどでは時期に関係なく求人していますが、転職するのなら転職に適した時期の方がWelcome率も高く確実かつ効率的な転職活動ができるというもの。

そこで、この記事では飲食業界における転職のタイミングについて指南します。

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飲食業界の転職に最適な時期を知っておくといい理由

飲食業界において、転職時期を把握しておいた方が理由、それはズバリ「待遇」です。同じ仕事をするのなら、できるだけ待遇が良い方がもちろん嬉しいですよね。
毎年10月に全国規模で最低賃金の引き上げが行われていることをご存知でしょうか? 必然的にこの機会にお給料の見直しも行われるのですが、これは飲食業界も然り。

飲食業界の転職に向いている時期とは?

新規求人が増える春と秋がもっとも向いていると言えますが、常時求人がある飲食業界においてはさもあらず。結論から言えば、ベストは冬が迫る11月です。飲食業界は12月から繁忙期に入るため、11月の入社であれば新入社員にレクチャーする余裕もあります。

転職活動にはスーツ着用が必要なので、残暑が落ち着いた後に転職活動を始めて、11月入社を目指しましょう。

飲食業界の転職に向いていない時期とは?

ズバリ、夏と冬です。転職活動はスーツ着用が基本となるため、夏の暑さには厳しいものがあります。飲食業は清潔感が命なので、汗だくの姿で面接に挑んだらそれだけで印象がダウンしてしまう可能性があります。一方、冬はインフルエンザが流行る時期でもあるので、体調を崩してしまい面接に行くことができない恐れがあります。

時期的には転職を考える人があまりいない時期でライバルが少なく狙い目とも言えますが、夏と冬の転職には注意が必要です。

転職を決めたらまずしておきたいこと3つ

「よし! 転職しよう!」そう決心した時に、すぐ現在の職場を退職するのはあまり得策ではありません。と言うのも、一般的に転職活動に要する期間は3ヶ月と言われています。つまり、先の事を考えずに退職してしまっては新しい職場で働くまでは無収入になるわけで、その間は貯金を食いつぶして生活することになります。

そんな事態に陥らないために、まず在職中に先手を打っておきましょう。

転職先を決めてから退職する

多忙な飲食業においては在職中に転職活動をすることもままならずなかなか難しいことですが、休日などを利用して面接に出向き、先に内定を獲得してから退職する、ということが精神的にも金銭的にも負担がないでしょう。

勢いで退職した後に焦って転職活動をして、その結果ブラックな職場に再度流れ着くのであれば負のスパイラルでしかありません。「始業開始時期は応相談」という求人もたくさんあるので、在職中にじっくりリサーチするようにしてください。

転職エージェントに登録する

前述の、「転職を決めてから退職する」にも力になってくれるのが転職エージェントです。登録するだけでマッチする転職先を紹介してくれるばかりか、転職先の情報なども聞き出すことができます。転職サイトやハローワークを利用するのもひとつの手段ですが、自社に都合の良い情報だけを掲載していることが多いため「真実の姿」が見えづらいのが実情です。その点、転職エージェントならリアルな情報を知ることができるため、間違いない転職をサポートしてくれるでしょう。

失業保険の有無をチェック

前述のとおり、転職活動には平均して3ヶ月を要します。その間に無収入であれば生活が成り立たない、という方もいるでしょう。現在の職場に失業保険制度があるのかどうか? 勤務している時はあまり気にならないものですが、離職時にはとってもありがたい制度です。もしも失業保険が下りるのであれば、現在の収入や条件にもよりますが、数カ月間毎月数十万円の収入を得ることも可能です。

ゆっくり転職活動ができるため大変ありがたい制度だと言えますが、個人店の場合はもしかして雇用保険に入っていない可能性もあります。自己都合退社と会社都合退社によって受給開始時期も異なるのでハローワークなどの公的機関にまずは電話で相談してみると良いかもしれません。

ベストなタイミングに転職したら、今よりステップアップした暮らしが可能に


どうせ転職するのならば、今よりも条件が良い所に、と考えるのは当然のことでしょう。飲食業の場合はどうしてもブラックなイメージがつきまといがちなので、転職先の見極めがとても重要だと言えます。

賢い転職を実現させるのなら、そのタイミングもぜひ考慮してみてください。そして転職の事前準備も怠らないようにしたいものです。

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