• 【公開日】2019年10月28日

飲食の仕事ができる人、できない人の違いとは? 今日から仕事ができる人になるため実践したいこと

どんな仕事においても向き不向きはあります。それは飲食業においても然り。ただし、仕事ができる、できない、となると、その差がとりわけ大きいのが飲食業かもしれません。なぜなら、仕事ができない人は一向に仕事ができないということが顕著なので。「慣れる」はあるかもしれませんが、たとえ慣れたところでお店やお客さま、スタッフへの愛がないと成り立たない仕事です。

一般的に飲食業は誰でもできる、というイメージがあります。これは、求人数や、アルバイトやパートの多さから見ても明らかです。実際に、年齢や資格もとくに関係なく、限りなく門戸が開かれている業界でしょう。ただし、正社員として働くのであれば責任感も伴うし仕事ができるにこしたことはありません。

今回の記事では、飲食業で仕事ができる人、できない人について説明するとともに、仕事ができる人になる方法についても指南します。

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飲食の仕事ができる人の特徴5つ

キッチンやホール、店長などその職種はさまざまですが、すべての職種において仕事ができる人について定義したいと思います。

コミュニケーション力が高い

飲食業でもっとも重要なのはコミュニケーション力です。それはお客さまとももちろん、スタッフ間のコミュニケーションも含まれます。スピードを求められることが多い飲食業においては、スタッフ間の連携がマストです。この意思疎通がしっかり出来ていなくては、お客さまに満足を提供することもできません。

+αを察して行動に移すことができる

来店するお客さまは、よっぽどの常連さんでない限り読むことができません。それゆえに臨機応変に行動に移すことが必要です。小さなお子様連れであったらベビーチェアを用意する、追加のおしぼりが必要そうであったら、「すみません!」と言われる前に用意する。お手洗いにゴミが溜まっているかどうかこまめにチェックする。

よっぽど感じのいいお客さまであっても、ちょっとしたことでクレーマーにもなりかねない時代です。先手を打って、トラブル回避かつ、心地よくお帰りいただくように努めることが得策です。

作業スピードが速い

一口に飲食業と言っても、やることはたくさんあります。たとえばホールなら、オーダーを取る、食べ物を提供する、追加オーダーを聞く、お見送りをする、テーブルを片付ける、など。その間にお客さまとオススメの料理について会話する必要もあるでしょう。これらを一度に多数のお客さまに対して行わなくてはならないこともあるので、スピードは重要です。ただし、スピードを確保しながらも決して手を抜かないのがプロと言えるでしょう。

お客さまの顔や名前を覚えることができる

数回通っただけの飲食店で、スタッフから「●●さん、今日もありがとうございます」と言われたらお客さまも悪い気はしません。名前を教えた記憶はないのになぜなのだろう……。と考えますが、仕事ができる人はちょっとした隙に顔や名前を覚えるものです。

例えばこれは極端な話ですが、個人店などではお客さんの特徴や名前などをその日にメモすることもあります。こうしたちょっとした努力が、リピーターを増やす要因になります。

失敗を恐れない

人間ですから、失敗だってもちろんあります。その失敗を教訓とし、次に活かすことができる人が、仕事ができる人です。ちょっとしたオーダーミスなんて、とくに新店であれば誰にでも起こりえます。マイナスをプラスに変えて、そのミスを繰り返さない努力をする。そんな方であれば、仕事もさらに充実し、周囲からの評価も高くなることでしょう。

飲食の仕事ができない人の特徴3つ


飲食の仕事ができる人については前述のとおり。では、できない人にはどんな特徴があるのでしょうか。下記に述べます。

不平不満が多い

不平不満が多い方は向上心もお店に対する愛情も少ないわけですから、頼まれた仕事をただ「こなす」だけになってしまい、結果的に仕事ができない人のレッテルを貼られがちです。

メンタルが弱い

仕事ができる人が失敗を恐れない、ということに対し、できない人はひとつの失敗ですぐへこたれてしまいます。「この業務はなるべくやらないようにしよう」と後ろ向きになり、楽な方へ逃げる傾向があるので周囲のスタッフにも迷惑を与えかねません。

自主性がない

飲食業の基本は「おもてなし」です。それに対して自主的に行動できないのなら、飲食業に向いているとは言えません。

仕事ができる人はもともと向いている人?

では、仕事ができる人はもともと飲食業に向いているのでしょうか? 答えは「NO」です。もちろん向き不向きはありますが、努力とやる気があれば成長できることが飲食業の大きな魅力ですし、そこで得た経験は今後転職する際にも大きな糧になるでしょう。

飲食業に向いている人とは

立ち仕事で体力勝負的な一面もあるので、体力に自信があるという方は飲食業に向いています。また、食べることや料理が好きな方。食を通じてお客さまに幸せを提供するわけなので、自ら食に興味がある方にとっては最高の職場でしょう。将来、飲食業で独立したいと考えている方にとってもお給料をいただきながらノウハウを学べるので一石二鳥です。

今日から実践したい、できる人になるコツ2つ

「もしかして自分は仕事ができないのでは……」「飲食業と相性が合わないのでは……」そう悲観する前に、まずは仕事ができる人になる努力をしてみてはいかがでしょうか。仕事ができる人になるコツを指南します。

できる人を観察する

仕事ができる人を観察して、その人を真似することがもっともてっとり早いでしょう。立ち回りや会話、表情……。何かしらのヒントが隠されているはずです。これは、自分が働いている飲食店だけに限らず、繁盛店などに訪れて観察するのもおすすめです。

「メモを取る」を習慣にする

お客さまによっては特定の食べ物に対するアレルギーがあったり、お酒を出す飲食店であれば「お酒濃い目で」などといった個別のオーダーがあります。逐一メモを取り、次回の来店に備えることができたら、その時点でできる人! リピーターのお客さまが増えることも必至です。

仕事ができる、できないが、お店の将来を左右すると言っても過言ではありません

大型のチェーン店であればある程度さまざまなマニュアルは存在しますが、もちろん存在しない飲食店だってあります。その場合、ある程度自主性や向上心を持って勤務しなければ、モチベーションが下がるばかりかお客さまも離れていってしまいます。

正社員として働く場合は、売り上げはもちろん何よりもお客さまに愛されるお店づくりが重要となってきます。そして愛されるか否かは従業員のオペレーション次第。仕事ができるスタッフが揃っているお店なら、自然とお客さまも集まります。お店の将来のためにも、仕事ができる人を目指しましょう。

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