• 【公開日】2019年10月28日

飲食の求人では英語が使えると有利? 飲食店の接客でよく使う英語フレーズとおすすめアプリ3つ

東京オリンピックが2020年に迫り、それでなくても多かったインバウンド(訪日外国人旅行)がさらに加熱する兆しを見せています。日本政府は東京オリンピック開催の2020年には海外からの4,000万人のゲストを見込んでいるのだとか!(2019年7月現在)

当然、旅行となると飲食店に訪れるもの。寿司、天ぷら、お刺身といった日本が誇る食文化に限らず、さまざまな形態の飲食店が海外からのゲストで飽和することが考えられます。もちろんメインとなるのは日本の首都である東京かもしれませんが、それ以外の地域も海外からのゲストには大人気。分かりやすい例えをするなら、京都や北海道も海外からのゲストが多いですよね。

そんな時に飲食店の接客担当にとって求められるのがズバリ「語学力」ではないでしょうか。もちろん最低限の英語とジェスチャーで接客することもできます。それでも海外からのゲストに、快適に滞在してもらうためには、+αの接客努力が必要になってきそうです。

そこでこの記事では、飲食店の接客で役に立つ英語のフレーズを指南します!

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飲食店の仕事で英語が話せるといい理由

例えば、自分が海外旅行した際に飲食店で食事をすることを想像してみてください。もちろん、日本語がある程度伝わる、メニューに日本語表記がある所の方が安心しますよね。その心理は、海外から日本に旅行に訪れる方だって同様です。同じものを食べるのなら、世界共通言語である英語で意思疎通できる方が良いに決まっています。

2020年に開催される東京オリンピックで、海外からの日本への注目度はますます高まっています。事実、既に浅草や築地などの飲食店ではインバウンドのお客さまの需要がほとんどなほど。日本の飲食店で受けたサービスは口コミサイトなどで日本国外にも知られる可能性があり、お店の新たな収益にもつながります。

英語を用いたサービスによってお店の収益にも貢献できる。それが飲食店の仕事で英語を話せるといい理由でしょう。

飲食店でよく使われる英会話を覚えておこう

「でも英語なんて話せないし……」と躊躇する必要はありません。接客業で求められる英会話にはセオリーがあり、それすら会得すれば現場で戸惑うこともありません。代表的なシーンにおけるフレーズをご紹介します。

お客さま入店時・席のご案内時の英会話

「いらっしゃいませ!」これは時間帯にもよりますが、午後であれば「Good afternoon!」夕方以降であれば「Good evening!」を使用します。複数のゲストである場合、「How many people(何名様ですか)?」と添えるようにしましょう。

席の案内時には、「Come with me(こちらへどうぞ)」と言って席に案内してください。

オーダー時の英会話

メニューを渡す時には、「Here are the menus(こちらがメニューです)」の声掛けを。メニューが決定次第声を掛けられると思うので、その際には「May I take your order?(ご注文をお伺いします)」と返答してください。

料理提供時の英会話

こちらが●●(メニュー名)です、ということを示す「Here is ●●」で問題ありません。「Enjoy your meal!(ごゆっくりお過ごしください!)まで付け加えれば接客のプロの領域です。追加注文がある雰囲気であれば、「Can I get you anything else?(ほかに何かご注文はありますか?)」と尋ねてみても。

お会計時・お見送り時の英会話

お会計時にはお客さまから「Check please(お会計お願いします)」や、指でお会計のジェスチャーをされると思います。その際には、「OK、I’ll bring the check right now(かしこまりました、お会計をお持ちいたします)」と告げてお会計を受け取りましょう。日本の通貨に慣れていない外国人観光客の場合は高い確率でお釣りが発生すると予想できるため、「Here’s your change and receipt(お釣りとレシートです)」といったフレーズも覚えておくと便利です。

お見送りの際には来店の感謝に対する気持ちを込めて、「Thank you very much. Hope to see you soon!(ありがとうございます、またのご来店をお待ちしています!)」と伝えることも忘れずに。

覚えておくと便利な接客英会話の言い回し

英語に自信がない場合は、まずは「Here is●●(こちらが●●です)」、「May I●●?(●●しても良いですか?)」、「Would you like●●?(●●はどうしましょうか?)」をマスターすれば、とりあえずの対応はなんとかなります。「お手洗いはどこですか?」など難解なことを尋ねられた場合は、率先して体を動かして案内することも丁寧な接客だと思われます。

時間がなくて英語の勉強ができない方向け・接客用英会話アプリ3つ

そうは言っても激務な飲食業界。なかなか自分で英語の勉強をする時間もないし、現場でも接客の英会話習得には時間がかかる、という方には、アプリの利用がオススメです。スキマ時間に学ぶことができ、飲食に特化しているため効率的に接客で使える英語のフレーズを習得できます。

「5crown英会話レストラン業務」


基本的なお出迎えからお会計、トラブルの対応まで、全10カテゴリーの飲食業で使える英会話を網羅。各カテゴリーをタップすると、聞き流し、リスニングテスト、発声練習なども可能です。

ios: ‎「飲食店で働く人の接客英会話」をApp Storeで
Android: 飲食店で働く人の接客英会話 – Google Play のアプリ

「接客英語アプリ」


外国人観光客の接客に特化した英語のフレーズを学べるアプリです。そのストックは1200フレーズ以上! リスニングもできるので、話し方の勉強にもなります。インストールは無料でios、Android両方に対応しています。
ios: ‎「接客英会話」をApp Storeで
Android: 接客英会話 – 今すぐ役立つ接客英語1205フレーズ – Apps on Google Play

「パロット」


2016年からスタートした外国語接客アプリです。対応言語数はなんと15種類以上! 普段職場で使用している言葉を登録するだけで、希望の外国語に変換可能です。お客さまと複雑なやり取りが必要な際は、タブレットを見せての案内が可能。個人というよりも企業が導入している画期的なアプリです。
ios: ‎「パロット」をApp Storeで

英語を話せないよりは話せた方が在職中も転職にも有利です!

とあるデータによると、海外から訪日する外国人旅行客は、日本滞在中に気に入った飲食店をリピートすることが多いのだとか。つまり、言い方は悪いですが一度取り込んでしまえばリピーターに、さらに口コミなどでも評判が広まり、2020年の東京オリンピック開催に向けて、いや、閉会後もその効果は絶大だと期待できます。

訪日外国人を飲食店に取り込むためには、味はもちろん、接客するスタッフの対応も重要です。そこで英語による円滑なコミュニケーションが取れるのなら、お店への評価もグッとアップすることでしょう。

そんなことを鑑みても、飲食店の接客担当が全世界共通言語でもある英語を話すことができるのは、とても有利だと言えます。まだ遅くはありません。今から接客に要する英会話のフレーズを覚えて、海外からのお客さまが見える時に備えつつ、1ランク上の接客を目指しましょう。

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