• 【公開日】2019年10月16日

【飲食業界職種辞典】ソムリエってどんな仕事?(口コミ・評判・体験談あり)

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ソムリエとは?

ソムリエとは、レストランなどでお客さまが求めるワインの相談に乗る専門職です。男性の場合はソムリエでOKですが、女性の場合、正式にはソムリエールと呼ばれます。
ワインの聖地であるフランスでは国家資格ですが、日本ではさもあらず。ただし、必ずマストというわけではありませんが、日本にも「日本ソムリエ協定」が認定する資格が3つあります。
ひとつは、レストランなどで5年以上の実務を経験している「ソムリエ」。次に、レストランなどで10年以上の実務を経験している「シニアソムリエ」。さらには、ソムリエ歴20年以上の「マスターソムリエ」など。いずれにせよ、ワインのプロフェッショナルをソムリエと呼びます。

ソムリエの仕事内容と平均収入

ワインの世界はとても奥が深いものです。産地もさまざまで合わせる料理との相性もあるし、いくらワイン好きでワインに精通しているからと言ってもなかなかソムリエという職業は敷居が高いのが実情ではないでしょうか。その仕事内容や収入について詳しく見ていきましょう。

仕事内容を詳しく調べてみました

ソムリエの仕事は、世界中のワインの産地、味、香り、料理との相性を熟知すること、それを踏まえた上で、お客さまが求めるワインを提供することです。その種類もワインの本場フランスのほか、安価で人気のチリワイン、日本産のワインなどさまざま。今やワインは、レストランそのものの実力が問われる重要なアイテムです。つまり、ワインを提供する飲食店においてソムリエは、店の看板的存在。お客さまにワインを提供するだけではなく、オススメしたり、お店によってはスタッフの一員として料理を提供したりすることもあります。

気になる平均収入は?

勤務先によって異なります。正社員の平均年収は300~400万円と飲食業界では平均的ではありますが、経験を積めば年収600万円以上も夢ではありません。さらにマスターソムリエまでになれたら、年収1,000万円も夢ではありません。

参照:ソムリエ【ホテル・レストラン】の年収や20~65歳の年齢別・業種別・都道府県別年収推移|平均年収.jp

ソムリエは未経験でもできる?

求人の中には未経験OKなものもありますが、基本的に経験と知識が必要な仕事のため、未経験からの就業は難しいと言えるでしょう。もしも未経験からソムリエを目指すのであれば、まずは飲食業界の接客業務などを経験して、並行してソムリエの資格取得の勉強を進めることが近道かもしれません。
なお、参考まで。ソムリエになるための一般的なルートは、前述のとおり、飲食店での実務経験が必要となります。ただし、実務経験が資格取得に必要な日本ソムリエ協定とは異なり、全日本ソムリエ連盟で得ることができるソムリエ資格においては、実務経験の必要がないので資格の取得だけであれば気軽に挑戦できます。

ソムリエのやりがいや向いている人とは?

ワインやお酒、料理について理解をさらに深めたいという人にはソムリエの仕事がぴったりです。そして、お客さまに対しておもてなしの気持ちが溢れている人がソムリエに向いています。
ソムリエの仕事は年代もあまり関係なく、むしろ年を重ねるにつれてお客さまへの説得力が増すものです。ワイン好き、お酒好きであるならぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
やりがいについては、お客さまからの「このワイン、料理にぴったり!」という褒め言葉に尽きます。ワインと料理のマリアージュ、というのは少し古臭い表現かもしれませんが、それがベストマッチしてお客さまから感謝される時にソムリエになって良かった、と心から感じるはずです。

リアルな口コミ・体験談からわかるソムリエの評判はこちら

副業でソムリエとしてはたらいています。現在、副業としてソムリエをはじめてから4年目となりますが、趣味の一環としてはじめてみて本当に良かったと今では感じています。本業の仕事が結構忙しいので、副業などできるのかどうか不安だったのですが、ソムリエの仕事はかなりシフトが融通が利き、自由なので続けることができています。必要不可欠ではなかったのですが、ソムリエの資格もチャレンジしてみたところ資格を取得することができました。職場はいつもワインのすばらしい香りに包まれており、とても気分が良く、ほとんど仕事という感覚がありません。月に10万円ほどの収入となりますが、これだけでもかなり資金的にはうるおっています。
(男性・20代)

とにかく沢山、試飲してワインの香りや重さ、余韻などを勉強しました。初めは上司からの勧めで始めたので全くワインの知識がなく本を沢山買い込んで知識をつけようとしましたが、それでは結局ワイン独特の表現がある香りや飲み口の重さなどだけを覚えてしまい頭でっかちになってしまってワインに詳しいお客様への対応で恥ずかしい気分になってしまうこともありました。その後、しっかり自分の味覚で覚えるように努力し、お客様にオススメしたマリアージュが好評でお礼を言って頂けたのがとても嬉しかったです。ベテランには、まだまだ程遠い状態ですが日々勉強することが大事だと感じる職業です。味覚はひとそれぞれで違うので、オススメしたワインがお客様の口に合わなかったりすることもありますが、それでも会話が弾むので楽しいです。
(女性・30代)

最初は好きだからだけで始めました。周囲には好きだけでは持たないよと言われたり、不器用と親に言われていましたが、好きを仕事にしたり、向上心を活かしてモチベーションを維持することができました。スクールに通ってから働き出したのですが、デスクワークばかりではなく現場で作業することが多かったです。その分、現場で働くことが好きで、エネルギーが湧いてくるという自分には大変向いている作業であったと思います。ソムリエとして働き出した後も、覚えることや自己学習は継続しますし、常に学ぶ姿勢というには求められるものです。しかしながら、この仕事が好きで、向上心、好奇心が強かったので、本来は不器用な自分でもなんとかやっていくことができました。
(女性・40代)

野菜のソムリエの資格をもっています。うちは農家で、多種類の野菜を栽培していましたので、自己の勉強のためにこの資格を習得したという次第でした。仕事内容は、座学以外でも現場で体験する重労働が非常に多くて、大変な苦労を強いられました。ただ好きという気持ちだけではできないなとは思いましたが、好きだからこそできるとも思います。特に、肉体的な労働は好きだからこそできるのではないでしょうか。土に触れたり、時には目に土、朝露などが入ってしまうこともありますし、爪の間が土で汚れてしまう、ということもしょっちゅうあります。女性なので、指先、爪が汚れてしまうとメンタル的に沈んでしまうということもありますが、そこは好きをモチベーションに仕事をすることで、クリアできました。
(女性・40代)

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