• 【公開日】2019年10月16日

【飲食業界職種辞典】生産加工(精肉・鮮魚・青果など)ってどんな仕事?(口コミ・評判・体験談あり)

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生産加工(精肉・鮮魚・青果など)とは?

生産加工は、スーパーなどの精肉・鮮魚・青果コーナーや食品工場内で、お客さまのニーズに適した形に商品を加工する仕事です。加工する、というと特別な技術が必要なようにも思えますが、基本は機械や包丁を用いて素材をカットすることで、とくに難しい技術は必要としません。
食品工場の場合の納品先は飲食店やスーパーがメインで、すぐ調理可能な状態に加工してお届けします。もっともイメージしやすいのがカット済みの冷凍野菜。このように、調理のちょっとした手間を省くためのサポートをするのが生産加工の仕事です。

生産加工(精肉・鮮魚・青果など)の仕事内容と平均収入

ここでは、身近なスーパーにおける生産加工の具体的な仕事内容と平均収入を見ていきましょう。

仕事内容を詳しく調べてみました

スーパーの生産加工は、商品づくり・加工(肉・魚・野菜のカットや味付け)のほか、商品の包装、商品の陳列・補充、接客などを担当します。ある程度大きなスーパーであれば精肉部門、鮮魚部門、青果部門と分かれているので、ひとつのジャンルに集中できます。とはいえ、例えば鮮魚部門であれば切り身、刺身、寿司などの加工もあれば、ムニエル用の加工もあります。また、お客さまから「3枚におろして欲しい」という要望があれば、対応する必要があります。ただ商品を加工して終わり、というわけではありません。

気になる平均収入は?

正社員の平均月収は20万円ほどです。アルバイトやパートの場合は、時給1,000円前後です。飲食業界の中でも比較的低めの収入ではありますが、スタッフ割引制度などを取り入れているスーパーもありその分食費を節約できるというメリットがあります。

参照:生産加工(精肉・鮮魚・青果など)の求人情報一覧|飲食店の求人・転職サイト クックビズ
※実際の求人を元に平均給与を算出しました。(2019年7月現在)

生産加工(精肉・鮮魚・青果など)は未経験でもできる?

求人では未経験歓迎、と記載されていることが多いですが、一度も包丁を握ったことがない人であれば即戦力になりづらく、指導にも時間を要するので敬遠されがちです。日常で料理をしている方なら生産加工の仕事が未経験でも採用されやすいでしょう。とはいえ、未経験でも希望の部門を見極めておくことがポイントです。例えば青果部門では野菜や果物が意外と重く体力仕事となるため、体力がない人には難しいでしょう。魚をさばいたことがない人であれば、鮮魚部門は務まりません。これらのことを前提として希望を出すようにしてください。

生産加工(精肉・鮮魚・青果など)のやりがいや向いている人とは?

生産加工(精肉・鮮魚・青果など)の仕事のやりがいは、食材ともお客さまとも向き合えることでしょう。お客さまと会話がはずむことも多く、楽しく仕事ができます。また、調理も担当する場合は、働きながら調理師免許の取得も可能なのでやりがいになります。
向いているのは、スーパーでの仕事や、食材に興味がある人です。未経験から食材のプロになることが可能、かつ、そのスキルを自宅でつくる料理にも活かせるメリットもあります。普段は一客として通っているスーパーの裏側を覗いてみたい! そんな好奇心からでもOK! 未経験から可能な職種なので、スーパー好き、食材好きな方はぜひチェックしてみてください。

リアルな口コミ・体験談からわかる生産加工(精肉・鮮魚・青果など)の評判はこちら

30年ほど前に2ヶ月くらいギョーザを製造販売している店で働いたことがありました。店は個人でやっているような大きなものではありませんでしたが、繁盛しているらしく、ほぼ毎日売り切れが出るほど評判はよかったようです。その店で任された仕事は、ギョーザの皮の部分を大きな団子状にして作るもので、それを翌日にパートさんがちぎって1個1個薄く延ばし、中身を入れて成形、ギョーザに仕上げるのです。その団子状のものを毎日6~10ほど作るのですが、粉と水の配合率の調整がなかなか難しく、またそれを人力で錬りこんでいくことも要領があり、大変でした。次の日に「昨日の団子のできは良かった」などとほめられることもありましたが、逆のときもあり、そんなときはかなり落ち込んだ記憶があります。学生時代の話です。
(男性・50代以降)

スーパーで鮮魚の担当をしておりました。全くの未経験から始めたため、魚や出刃包丁の取り扱いに苦労し最初のうちは一匹捌くのに30分ほどかかっていました。身がボロボロになったり、何度やっても包丁の刃先が骨の裏側に突き抜けてしまったり、全然うまく捌くことができずに悔しい日々。でも、確かな技術と経験を持ったベテランの先輩方から丁寧な指導をしていただき、捌く回数を増やすたび徐々に技術が向上するのを肌で感じました。そして、500匹ほど捌き終える頃には自分でも見違えるほど上達していました。先輩からもお褒めの言葉を頂き、本当に嬉しかったです。包丁の切っ先が中骨に当たる音や、初めて銀皮を綺麗に残した皮引きができた時の感動は今でも忘れられません。
(男性・30代)

青果で勤務していましたが、とにかく野菜が重たいです。作業する場所まで野菜を台車に乗せて運びますそして、野菜や果物を包丁でカットした後の野菜や果物の皮等の生ゴミがゴミ袋いっぱいになると、一人では持てないくらい重たくなります。野菜や果物をカットする時には手袋を付けてカットするので、手を切ることはありませんでした。また軽い野菜だけでなく、大きい野菜のカットは力も必要で、腕が筋肉痛になりました。また一日中立ち仕事で、重たい箱やゴミ袋を持つ事も腰に負担がかかるのでコルセットを装備して仕事をしていました。果物をカットしている時は良い香りに包まれて仕事が出来ました。意外と体力勝負の仕事だということを知りました。
(女性・40代)

焼き鳥の串を生産加工する仕事に従事しています。とくに、大量に届いた鶏肉を切っては刺すことを繰り返すので、大変根気のいる作業であることは疑う余地がありません。また、同じグラム数で刺していくこととなるので、ある程度目分量で計れるようになるまでは経験が必要な仕事であると言えます。1日に何千本も串刺しをしていれば、竹串が裂けて、手に刺さったり、包丁で指を切ってしまうといったアクシデントに見舞われることも少なくありません。衛生面でも徹底して、食中毒が起こらないように細心の注意を払う必要があります。裏方作業ではあるものの、自分の刺した焼き鳥をおいしく食べるお客様の顔を想像しながら1つ1つ丹精込めて手作業を行うことは、充実感があるので、自分にとって天職ではないかとさえ感じています。
(女性・30代)

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