• 【公開日】2019年10月16日

【飲食業界職種辞典】本部職(人事、業態・メニュー開発)ってどんな仕事?(口コミ・評判・体験談あり)

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本部職(人事、業態・メニュー開発など)とは?

飲食業界における本部職(本部スタッフ)とは、その名のとおり、飲食店を複数展開する企業の本部(本社)で働く仕事です。その職種も多岐に渡り、一般企業と同様、人事や経理、総務、宣伝・広報などのポジションがあります。現場(店舗)スタッフが現場を支えるのに対し、本部スタッフは店舗の運営管理や商品開発、人材の採用にいたるまでさまざまな仕事を担当し、企業そのものの成長をサポートします。元々本部職を希望して新卒で採用されるほか、スキルのある現場スタッフが本部職に抜擢されることもあります。

本部職(人事、業態・メニュー開発など)の仕事内容と平均収入

本部職にはさまざまな職種があることは前述のとおりです。中でもとくに注力している職種の仕事内容と、その収入について説明します。

仕事内容を詳しく調べてみました

飲食店の本部職が注力している仕事は、新店舗の開発、メニュー・商品開発、SV・スーパーバイザーなどがあげられます。広報や宣伝であれば、店舗や商品の宣伝のためのメディア露出やSNSなどでの告知も欠かせません。これらの仕事は飲食店に限ったことではありませんが、ほかの業種よりは力を入れていることは確かでしょう。
また、離職率が高い飲食業界においては、人事の仕事もとても重要視されています。いかに優秀な人材を取り込むことができるか、応募の際に見極めることが人事の仕事です。

気になる平均収入は?

本部職でも職種によって収入は異なりますが、SVや管理職でもない限りは25万円くらいが平均のようです。ただし、各部署の部長などに昇格すれば、収入はグッとアップします。収入は飲食業界では高い方で、本部勤務であれば休みや有休をしっかり取得できるし、サービス残業もほぼないので現場スタッフよりはワークライフバランスが良いと言えます。

参照:本部職(人事、業態・メニュー開発等)の求人情報一覧|飲食店の求人・転職サイト クックビズ
※実際の求人を元に平均給与を算出しました。(2019年7月現在)

本部職(人事、業態・メニュー開発など)は未経験でもできる?

本部職は、未経験からでもチャレンジ可能な企業が多いです。新卒採用の割合も多いことに加え、まったくの異業種からの転職も可能です。それでも過去にある程度の飲食経験(アルバイトも可)があった方が採用率は高い傾向にあるようです。また、過去に人事や商品開発の経験がある方もキャリアを活かすことができます。
職種によってはほかの企業の総合職となんら変わらない側面もあるので、飲食業界に興味のある方ならトライする価値があります。

本部職(人事、業態・メニュー開発など)のやりがいや向いている人とは?

店舗はもちろん、企業を支える立場となるので、企業としての成長を目の当たりにできることがやりがいのひとつです。また、職種によっては大幅なキャリアアップ、年収アップも可能であり、現場スタッフと違って体力勝負な側面は少ないので、定年まで長く続けることができるのも本部職の魅力です。
向いている人は、飲食業界が好きなことはもちろん、会社を拡大していこうという向上心のある人です。飲食業界にもさまざまな業態と、本部職にも色々な職種があるので、自分のスキルに見合った業態・職種に的を当ててエントリーしてみてはいかがでしょうか。

リアルな口コミ・体験談からわかる本部職(人事、業態・メニュー開発など)の評判はこちら

人事では入れ替わりの激しい職種の一つで常に求人をかけ新しい人材を求めるようにしていた。また働く人の年齢層もとても広く絞れない。数は多くくるが即戦力になるかを見極めどこに配置すべきなのかをとても大切。こちらの意見だけでなく現場の話をよく聞くことが主な仕事のようにも思うほど、現場に通っていた。制服や小物の返却率が少なくそこの改善も毎回の課題になる。メニューも季節、イベントごとに新しものを常に作り続けなければならず、器や広告費も考慮してメニュー開発をするよ心がけていた。また在庫にならないようシェフとの話し合いが必要。通常のメニューとイベントで現場が忙しくなるので人材確保がやはり大きなテーマになってくる。
(40代)

管理栄養士としてお惣菜店で、メニュー開発の仕事をしていました。レシピのない料理を作ったり、新しい組み合わせを考えたりするのが好きなわたしには向いている仕事でした。メニュー開発の仕事をしているときは、新商品にとても過敏になっていて、休日のショッピングの時も、色々なお店で新商品を見つけては試し、見つけては試しとし、色々な味を試しました。外食に行った時も、食べたことのないもの中心に頼むようになり、自分の概念にないメニューをたくさん試しました。自分で考慮に考慮を重ねたメニュー開発が商品として、実店舗に並び、お客様に購入された時は、これまでの努力が実を結んだような気持ちになり、とても達成感がありました。
(女性・30代)

以前大手メーカーのメニュー開発を担当したことがあります。メリットはやはり収入や賞与が良かったことでしょうか。また、定期的に昇給があったこともこの仕事のポイントです。給料がアップするたびに頑張るぞという気持ちになりました。福利厚生も充実していました。不安に思うことは何もなく、安心して勤めることができました。行き詰まってメニューの案が浮かばなかったことも何度かありましたが、まわりのスタッフたちが温かい人ばかりだったので、なんとか乗り越えることができました。自分の案が通りそれが世に出た時も嬉しい瞬間でした。通るたびに嬉しくなり、頑張った甲斐があったな、この仕事をやって良かったなと思っていたものです。
(女性・40代)

学生時代に居酒屋キッチンのアルバイトをし、社員になってから居酒屋本部でメニュー開発を担当しました。メニュー開発の仕事は、まずお客様からアンケートを採り、人気の食材や味付け、調理方法を絞りました。その後試作を繰り返し、原価や材料の調達先、調理時間を確認し、はじめて社長にプレゼンするという流れでした。自信作であっても他社と似たようなメニューだとなかなか採用されず、オリジナリティを出すことがとても大変でした。この居酒屋は北海道内のチェーン店のため、本州からの観光客や海外のお客様をターゲットにしており、いかに北海道の食材をふんだんに使うかということも求められ難しかったです。新商品メニューに採用された時はやりがいを感じまた頑張ろうという気になりました。
(女性・30代)

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